11/14 新宿 麺屋武蔵

シャムキャッツとホムカミの2マン(サヌキナオヤも入れた3マン)を観た。

渋谷O-NESTは初めて。会場に着いた頃にはもう既に開演してて、ドアの向こうはもうパンパン。以前は開演後に着くなんて考えられなかった。それなら行かないほうがマシだと思ってた。でももう今はなぜだか気にならない。平日のライブは少しの遅刻は仕方ないと考えるようになった。

それよりスーツで行くのがホントに嫌だ。スーツを着たくない人達がライブハウスに集まっている気がするから。スーツを着た僕は何だか世間体を気にし、体制側に魂を売った裏切り者と思われているという自意識がどうしても拭えない。誰も見てやしないのに。

 

最初はホームカミングス。最後列で何も見えなかったけど、モスコミュールを飲みながら楽しんだ。BLUE HOURは傑曲だな。和製YO LA TENGO


Homecomings "Blue Hour"(Official Music Video)

 

転換中に中程に入ることが出来、シャムキャッツを見る。

すごい良かった。改めて曲の良さを知る。MODELSの熱狂感、GIRS AT BUS STOPの美しさなんかを聴き入りながらやっぱりAFTER HOURSやTAKE CAREの頃の曲好きだなーなんて思っていたら完熟宣言やりだして最高だったし、ずっと良いな!なんて考えてた。

 


シャムキャッツ - AFTER HOURS

ふきだすサイダーさ こぼれても泣かないさ

ポケットに手を入れて ステップを踏み町をゆけば

どぶ川が瞬いて 意味のなく誰かに会いたくなる

鼻水をすすり 水たまりをジャンプして

まだまだ遊び足りない まだまだ帰りたくないのさ

ここの歌詞の語感とメロディーが異常に気持ち良くて最高

 


シャムキャッツ - 完熟宣言 / Siamese Cats - Kanjuku Sengen (Official Video)

 

 

ライブ終わって友人と合流。ふと、ご飯だけでもと誘ってみたら渋谷まで来てくれて、ライブ終わるまで待っててくれた。

時間ももう22時過ぎていたので、学生時代に行ったことのある京王線近くの麺屋武蔵へ行くことにした。

つけ麺を食べながら、友人に恋人が出来たと告げられる。

 

初めに、ここじゃないと思った。その話はここで聞くことじゃない、と。

次に、彼女の嬉しそうな笑顔を見て、嬉しくなって祝福した。ホントによかったと思った。

次に淋しさが心を占めた。祝福と同居した微温い寂しさだ。もう気軽に誘いづらいなと思った。 自分のことは棚に上げて。

 

僕はこの日を、この夜を、閉店間際の麺屋武蔵を、二人で並んで座ったカウンター席を、あの嬉しそうな横顔を、一生忘れないだろう。そう思いながら、片付けられていたスープ割のポットを店員に頼んだ。

いい日だった。