浴衣姿が妙に浮いて見えてしまう夏が来るなんて思いもしなかった。
7月はほとんど太陽を見ることもなく終わった。台風も外出自粛しているようだ。
梅雨らしい梅雨だった。作物は不作らしい。水不足では不作になり、今年のような長雨でも不作になる。農業は難しい。
落ち着いたテンポ、イントロの気怠さ。個人的に今年の夏に妙にフィットする。
この曲はどのアルバムにも入ってなくて(来月のベストアルバムには入る)シングルの中古盤をネットで探すとユニオンにあったので吉祥寺店で取り置きを依頼していた。今日お店に届いたというメールが入ったので夜に取りに行くことにした。
コロナで心配だったけど吉祥寺のユニオンは21:00まで営業しているらしいので、仕事が終わって帰宅して、とりあえず腹ごしらえ。(この日は過去最多の都内400人超えだった。)
昨日の残りのキーマカレーをご飯とそばで食べた。
カーシェアを使って吉祥寺へ。久しぶりのユニオンの店内は年配の男性ばかりだった。
そそくさと会計を済ませ店を出る。生温い風。輝く街灯。自転車を押して歩く男女二人組。閉店作業を終え、裏口から出てきたアルバイトのグループ。サンロード商店街へ歩いていると二人の若者が路上漫才をするため呼び込みを行なっている。吉祥寺らしい光景でぐっときた。そこを通り過ぎ、歩いていると本屋(ブックス ルーエ)が視界に入る。ふと欲しかった本があることを思い出し入店。燃え殻さんの「ボクたちはみんな大人になれなかった」を買う。目移りしないようすぐに店を出る。
サマーハイのイントロのような心地良い蒸し暑さの中、商店街を少し急いで歩く。
助手席で待たせている彼女はきっと退屈している。