11時頃に行った回転寿司は混んでいた。いつもは空いている穴場の魚べい。先日あった不快な事件を物ともしていないようだ。そもそも魚べいは通常レーンが無くタッチパネルで注文したもののみがレーンに載ってやってくるタイプだから、客が流れてきたのだろうか。
黄金色に輝くジンジャーエールが美味しそうだった。僕はその後西友で透明な炭酸水を買った。
子供ができてから、外食はほぼ回転寿司だ。外食は幼児の取り回しが非常に難しい。じっとしていられないし、騒ぐかもしれないし、皿とかコップとか平気で落とすから。本当は焼き鳥屋とか焼肉屋、蕎麦屋とか行きたいけれど子供がいるのでどうしても遠慮、敬遠してしまう。
回転寿司(100円寿司)はテーブル広いし、子供用座椅子もあるし、うどんも玉子焼きもプリンもあるので非常にありがたい”ファミリーレストラン”だ。そう、ファミレスっていうのはその名の通り”家族(子連れ)でも行ける飲食店”なのだ。改めて気づいた。
余談ですが、この前会社の人と昼休みに雑談をしていて子育ての話になって話の流れは忘れたけど「子育て大変ですねー」て言ったら「自分が産んだんだろ、文句言うな!」と言われまして、その時は「いや文句じゃないですよ、感想ですよ!」と返したんですが、いまだに非常にモヤモヤしています。なんなんでしょう、こういう自己責任論が無くなる社会にしていきたいですね。というか社会って、国って、行政って、福祉って、そういうのを是正するためのものじゃないですかね。
話がズレました。
回転寿司行った後、電車に乗って2駅先のホームセンターへ行って棒を買いました。寝室内にハンガーをかけるための棒。寝室の乾燥が酷くて、加湿器代わりに洗濯物を干そう、という発想です。
余談ですが、ベビーカーを転がして街中を歩いていると必ずオー○ンハウスの営業さんが住宅のチラシを持って声を掛けてきます。遠くからこちらを見て、近づいてくるのがありありと分かるんです。あちらも仕事なので仕方がない。邪険には出来ない。かといって話に乗るのも面倒くさい。そもそも家を買う気はない。お互い気持ちよくさらっと別れたいのですが、なかなかそれが出来ない。何かいい方法はないだろうか。
買い物を終え、家に戻り、こどもとお昼寝。起きると、子の水筒がない、とのこと。回転寿司のお会計を済ました時は確実にあったので、それ以降にどこかで落としたと思われる。
寝ぼけ眼で自転車に跨り、今日歩いた道に落ちてないか探しに行く。見つからない。
駅に行って落とし物を確認してもらう。すると、ホームセンターの最寄駅にて該当の落とし物があるとのこと。良かった。絶対見つからないと思っていた。なんなら水筒の蓋が壊れていたので新しい水筒に切り替える良いタイミングくらいに思っていた。
ちょうど夜に自転車で下北沢のヴィレヴァンまで行こうかと思っていたのでついでに水筒を回収してくることに。明大前にある、はらドーナツの買い物も頼まれる。
夕方5時半頃、出発。まず水筒を無事回収し、次は明大前。はらドーナツは駅構内にあるので
自転車を駐輪場に停めて駅構内へ。プレーンとシナモンひとつずつ頼まれていたがなんとなくプレーンは2つにしておいた。
余談ですが、子供が出来てから、夜出歩くこともないのでとても新鮮だ。20時くらいになるともう妻子は寝ているので家はひっそりと深夜みたいに静まり返るけれど、繁華街はまだまだ健全な時間帯ということを改めて思い知らされる。
ドーナツを多めに買い、下北沢へ。甲州街道を代田橋で南下、新代田駅前を東へ曲がる。
車の音が無くなる。下北沢の住宅街のあのひっそりとした静寂。少しすると人のざわざわした活気。茶沢通りに出る。ああ、若者の街だ。疎外感。自分が無理して若作りしてる気がしてきた。少しの羞恥心。いや、学生の頃だって、アウェイだったから変わりない。
ヴィレヴァンに入る。本をみる。漫画をみる。めぼしいものが無い。どうしよう。優待券を使いに来たのに。せっかく小一時間かけて来たのに。
アフロ田中と乗代雄介の本が欲しかったのだ。あると思っていた。どこを探してもない。そもそも普通の本屋と違って出版社順に並んでいないので探しにくい。
途中トイレ休憩を挟みつつ、1時間店内を練り歩く。
結局、いがらしみきおの最新刊と靴下とノラネコぐんだんのぬいぐるみを購入。
これで体面は保たれた。ボウズで帰るわけにはいかないのだ。自分の機嫌は自分で取るんだ。
帰り、夕飯を食べていなかったのですごい空腹に。バーミヤンに寄る。
坦々麺とチャーハンと餃子。猫型ロボットが料理を運んできてくれた。
これがとても美味しくて。夜10時に食べる中華料理。背徳感もありつつ。スマホで歴代の音楽雑誌スヌーザーが選んだ年間ベストアルバム10を見ながらじっくり食べた。本当に美味しかった。安上がりの幸せ。