10月14日(水)雑記


16. I'm Sticking With You - JUNO SOUNDTRACK

 

秋。この曲をふと思い出した。映画「JUNO」の挿入曲だ。

 

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いつかの秋

 

昨日のtbsラジオ伊集院光とラジオと、、」(番組名曖昧)のゲストが養老孟司だった。

勝手に尊敬と畏怖を感じているからか発せられる言葉全てが珠玉の名言みたいに聞こえる。

・脳より身体を信用している

・理屈は役に立たない

・老化は病気である(故に治療できる)←これは海外の学者の論文らしいが、、

 

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いつかの秋2

 

 

今年のキングオブコントの録画データをまだHDDに残していて。繰り返し観たくなるコントが2つあるから。ニッポンの社長空気階段の2本目だ。

ケツの一目惚れした顔と、鈴木もぐらが最後嬉しそうに黒板を書き写している顔に尽きる。

大好きな小説を繰り返し読むように、大好きな曲を何度も何度も反芻するように、この2本のコントを観ている。コントのキャラクターから滲んでいる人間味みたいなものを観に行っている。

お笑いに救われた人がいる。小説や映画、音楽に救われた人がいる。

老化が病気だというなら文化は薬だといってしまってもいいだろう。

 

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いつかの秋3

 

 

数ヶ月前、妻に聞いた質問がある。

「お腹の子供と君のどちらかしか助けられない状況があったとして、どっちを助けて欲しい?」

「そりゃ子供だよー。」

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久しぶりに絵をかいたら、小学校の絵画コンクールみたいになった

 

彼女は即答していた。僕はその意思と覚悟にたじろいだ。ゆらゆらとふらつく事も無く最初から傾いていた命の天秤。

出産は文字通り命懸けだ。改めて気付かされた。そして男はノーリスクだ。何とも後ろめたくなる。

「でも、申し訳ないけど僕は君を助けると思う。逆に僕と子供のどちらかしか助からないとしたらどうするの?」

「えー。それは困っちゃうなー。」

 

そりゃそうだ。僕も君たちがいなくなったら困る。ノーリスクの僕はせめてもと無事と安全を祈る。それは命を懸けない罪滅ぼしのようでもある。


100s / そりゃそうだ